Head First C

O'reilly の Head First シリーズの「C」がとても充実しているらしい、という噂は幾つか出てますが、先日紀伊国屋に寄ったので、手に取ってみました。

 

プログラムの教則的な書籍は、内容があまりに似ていて、Cならこうで、Javaならこうで、PHPならこうで、と目的がかぶりすぎなようです。で、特にCの書籍は、なんでCで書くべきか解らないものばかり。

 

そんな本を読んだらスクリプトのほうが楽じゃん、と思うのは当たり前で、とても残念な状態に見えます。そこでこのHead First。

 

1章のあいさつにはじまり2章から配列とポインタとメモリアドレスの話に一気になだれ込んでいきます。文字列の理論がまとめられて、3章でライブラリ、データストリームと、他の書籍ではありえない順番とスピード。

 

4章ではコンパイルにせまり、makeの動作まで。5章での構造体は再帰構造体の扱い方まで踏み込み、共有体、ビットフィールドとCならではの構造を学びます。

 

6章はヒープの扱い、7章は関数ポインタ配列の意義、8章ではホットスワップ

 

9章からはプロセスとネットワーキング、スレッドに続き、なぜCを覚えるとよいのか、が満載で、これはもしかしてすんごい本なのではないか、と感じるのに充分な目次とパラパラめくって見えるページ達。

 

という事でもちろん手にとって購入。

GWのネタにしてみようと思います。