センサデータは誰のものか?

自動販売機にはじまって車やテレビなど「コンシェルジェ型サービス」があれよあれよ、という間に広まっています。Amazonの推奨書籍などは便利なサービスとして僕も使用しています。個人の趣味嗜好は大事な個人データですが、本当にそのサービスが便利であり、個人データが管理され、意図するサービス以外には使用されていない事が保障されるならば、企業が製品の差別化を図る考え方として、悪くないのではないかと思えます。

 

センサデータを取材した記事がありました。

 

センサデータは誰のものか

 

この記者の方は、問題点として「利用者には選択権がない」(あるとしたらサービスを拒否すること)。逆にセンサ情報を開示することに対する自由がない。の2点です。

 

防犯カメラなども含めてこの問題点は大事でしょう。特にサービス提供者が「センサ情報を自分たちのものだと思っていると感じる」という感覚は、コミュニケーションサービスを既に嫌なものとして離れている人にとって、追い打ちをかける状況のようです。しかしこの状況は今のところ、それが残念だと思う人々による声を上げる活動にまかされています。

 

映像はともかくとしてもセンサデータは漠然と個人を特定するものであり、個人データであると特定しずらい部分もあり、サービス提供者も、個人情報として扱う意識が低くなりがちなようです。今後の色々なサービスに対して市民レベルで監視していく必要があります。